JRA毎日王冠(2022)は“雨に強い先行馬”に注目

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開幕週の東京ということで高速馬場での開催が毎年恒例のレースですが、今週は週中から雨が続いており、週末も雨模様。10頭立ての少頭数で雨となれば、重馬場適性の高い先行馬から狙うのが良さそうです。

以上の要素を重要視するなら、外せないのはノースブリッジです。

2走前は雨でやや重となった東京2000mのアメジストSを逃げ切って快勝。前走は直前に降った雨の影響で重馬場となった東京1800mのエプソムCを3番手の好位から抜け出す競馬で快勝。近2走はタフな馬場で連勝しており、今週末の雨予報は追い風となるでしょう。

前走以前は1800mの距離ではどうかという懸念があった馬でしたが、エプソムCの走りはそれを払拭させるものでしたし、雨が降るならなおさら距離の不安も少なくなります。出脚が鈍いところもありますが、この頭数なら前に付けられる可能性は高く、序盤からスムーズな競馬ができそうです。

勝って賞金を加算したいという想いも強いでしょうし、ここは陣営の本気度も高いはず。雨で少頭数、得意の東京コースと好条件が揃っているここは勝ち切る可能性が高いと見て、本命馬として最有力視したいと思います。

続いて相手ですが、対抗馬として有力視しているのは前走ヴィクトリアマイル・12着から巻き返しを狙うレイパパレです。

こちらも重馬場適性の高い馬で、雨が降るのは好都合。デコボコの重馬場が得意というよりは、水分を含んだ馬場が得意という印象が強い馬で、開幕週の馬場で雨という条件は絶好と見ています。

器用さのある先行馬ということでワンターンコースのここは条件が合わないという見方をしているファンも少なくないと思いますし、まだその不安は払拭しきれていないと個人的にも思います。ただ、前走から1Fの距離延長と開幕週の雨は買いたくなる条件。ワンターンコースについては今年好調な川田将雅騎手の手綱さばきを信じてうまくこなしてくれることに期待したいと思います。

また、どうしても前走の大敗が買い難くさせていますが、スタートの躓きが全てと考えれば参考外とも見て取れます。苦手な可能性もあるワンターンのコースで、前走は過去一番の大敗と不安材料もある馬ではありますが、好条件も揃っているので今回は好走する方に期待して対抗馬として有力視したいと思います。

ということで今年の毎日王冠は本命ノースブリッジ、対抗レイパパレという予想で勝負したいと思います。