【樅の木賞2016予想】連勝を狙うサンライズノヴァ!!

東京のダートのマイル戦を快勝し、樅の木賞に駒を進めてきたサンライズノヴァ。父ゴールドアリュール・母父サンダーガルチと言う、まさにダートを走る為に生まれてきた馬。生産牧場はコパノリッキー、キタサンブラックと立て続けに大当たりを出し、勢いに乗るヤナガワ牧場。ここは音無調教師としては確実に勝利を掴み取りたいところ。相手関係も大分楽で、ここは一気に通過する可能性が高い。

ここを勝ってしまえばオープン馬。JRAのダート重賞は、6月のユニコーンSまで3歳馬はない。それまでの間は地方交流重賞を使うか、ダートのオープン特別を使って本賞金を加算させる必要がある。

その兼ね合いから、ダートの本当の一流どころがしのぎを削るのは、ユニコーンSからとなる。JRAも番組改編は定期的に行うが、なかなかダートの3歳重賞戦線の整備は進まない。来年から大阪杯が格上げされ春のGⅠ戦線は更に充実したが、ダート路線の改革は後手になる。地方交流に任せきりでも良いものかどうか。JRAにとってはここが大きな課題と成るだろう。

全体として地方に任せるにしても年代によって差異があるのは困りもの。前述の通り2歳~3歳前半が特に手薄なため、賞金加算もままならない状態。

ダートの本賞金問題は特に厳しく、今年のJBCクラシックでもフェブラリーステークス勝ち馬のモーニンが除外になるという事態がおきた。今後サンライズノヴァもダートのオープン特別で勝利を掴み本賞金を加算するか、地方交流重賞で賞金を加算しなければいけない。まずはそのステップとして樅の木賞での勝利が望まれる。