今週の新潟競馬場では、夏の障害重賞新潟ジャンプステークスが行われます。秋の障害G1へ向けてはずみをつけたい一戦。
今年は出走馬13頭で、東京ジャンプステークスの2着馬ホッコーメヴィウス、同レース5着のコウユーヌレエフとはじめ、前走の勝馬が3頭、前走掲示板の馬が8頭と好調馬が揃ったようです。
その中で注目しているのは、前走東京ジャンプステークス9着のフォイヤーヴェルグです。
過去10年の勝馬を見ますと、全ての馬が前走3着以内に入っていた馬でした。前走9着のフォイヤーヴェルグにとっては嫌なデータと言えるのですが、昨年の勝馬ですし、その勝ち方が圧巻だったことから、今回も優勝候補の最有力候補として注目される1頭です。
連勝で臨んだ昨年は勢いが一番あり、1番人気に推されて勢いそのままで2着馬に6馬身の差をつけての快勝でした。2着馬がメドウラーク、3着馬がケイティクレバーなど平地競走でも重賞を走っていたような馬達を負かした結果もさることながら、ラスト300mの最終障害を跳んだ時に先頭のメドウラークと4馬身差の3番手だったフォイヤーヴェルグは、残りの300mの平地力争いで平地力のある馬達と別次元の脚色で差して突き放す強い勝ちっぷりでした。
馬柱だけを見ると、前走9着でここ3戦掲示板に載ってないことから、今年はどうかという不安もあります。しかし、フォイヤーヴェルグ自身、新潟競馬場の障害で2戦2勝だけでなく、平地での実績を見ても5戦3勝と新潟が得意な馬。舞台が新潟に戻る今回は、最高の走りごろと言ってもいいでしょう。
ということで今年の新潟ジャンプSは、新潟なら変身必至のフォイヤーヴェルグが新潟ジャンプSを制してくれると予想します。