会社内等身内でやられている方、雑誌・インターネットでやられている方など参戦方法はさまざまでしょうが、ペーパーオーナーズゲーム、略してPOGが競馬では流行っています。ノーザンファーム・社台ファーム生産馬を機械的に選んでいれば、そのうちG1馬にめぐり合える、といった傾向もなきにしもあらずですが、今年でいえばディーマジェスティ、古くはテイエムオペラオー、ウオッカなど社台系ではない牧場からクラシック勝ち馬が出ることもあります。
とはいえ打率を考えるとやはり社台・ノーザンファームは欠かせない、はずせないよね!というあなたにはぜひ覚えておいてほしい繁殖牝馬をご紹介します。ケンタッキー州のレキシントンで11月7日に行われたノベンバーセールで、なんと300万ドル、つまり3億円以上の高額で社台ファームが落札しましたキュラリナ(Curalina)です。
エイコーンS、CCAオークス、ラトロワンヌSとアメリカのG1を3勝した名牝で、父はカーリンです。外国から繁殖牝馬を輸入してサンデー系に種付け、というのはトレンドともいえますが、とにかくここまでの高額での輸入は異例ともいえます。
なぜ3億もの高額が?注目は血統
そして魅力なのは戦績・実績だけではなく血統ですね。父カーリン・母父グレイムホールの血統はDeputy Ministerの3×4、Mr. Prospectorの3×5があるため少々クロスが濃くなるかもしれませんが許容範囲内。何よりサンデーサイレンス系はオールOKというのは国内種牡馬選びにおいて非常に有利になり、正直どんな種牡馬でもOK。来春からさっそく種付け開始予定とのことです。
社台ですのでディープインパクトやハーツクライ、キングカメハメハなど一流・高額の種牡馬をつけてくることが予想されますが、今であればイギリスへ直行してフランケルというのも旬かもしれません。3億円は流石に安い買い物ではないですが、この血統であればセレクトセールで子供に億の値段がつくことも想像できます。POG雑誌でもおそらく初仔から取り上げられること必至です。ぜひ覚えておいてくださいね。