【レパードS予想2021】素質馬ノースザワールド、展開利活かせる

新潟競馬では、貴重な3歳ダート重賞「レパードS」が開催。2012年の勝馬ホッコータルマエや、2016年の2着馬のケイティブレイブなど、後のダートG1戦線で活躍した馬を多く輩出しているレースです。

今年は15頭中12頭が前走を勝ち上がってきた馬と勢いのある馬が揃っており、いわき特別を快勝してきたメイショウムラクモ、湯浜特別を逃げ切ったオセアダイナスティ、インディアTを差し切ったホッコーハナミチなど、上位は混戦ムード。

そんな中でも今回とくに注目しているのは、ディープインパクト産駒のノースザワールドです。

古馬オープンで活躍中のクラヴェシュドールの弟という良血馬でディープインパクト産駒ということもあり、デビュー戦は1番人気に推されましたが、デビュー戦を含めて7戦を芝のレースを走ったものの、1勝のみで期待ほどの結果が出せず、8戦目となった前走でダートへ転身。

初のダート戦だった前走は、3コーナー手前から早めに動き出すと、ラスト1Fは最速をマークして快勝。道中後方からじわじわと位置取りを上げて、直線では狭くなりながらもうまく抜け出して快勝する好内容の競馬で勝利し、ダートへの高い適性を示してきました。スタート直後は馬場に戸惑うところがありましたが、中盤以降は長く良い脚を使っており、ダート戦が楽しみになる内容でした。

芝でも差してきた脚質で、先行力があるタイプではありませんが、レースっぷりは非常に落ち着きのあって安定感のある差し馬という印象でした。今回の他のメンバーを見てみると、多くの馬が逃げ先行で結果を出してきている馬が多数。逃げ先行馬多数の激流レースとなれば、この馬向きの展開となりそうです。

追い込みが届く展開になれば、鮮やかに直線一気も期待できるでしょう。