【キーンランドカップ2021予想】上積み大のヒロイックアゲン、秋山稔樹騎手と人馬共の初重賞制覇へ!

札幌競馬の日曜メインはサマーシリーズ第5戦「キーンランドC」です。

出走馬の中でシリーズ上位にいるのは、函館スプリント3着だったミッキーブリランテくらいで、シリーズ最終戦のセントウルステークスが中1週しかないので、メイケイエールの出走は楽しみですが、このキーンランドカップはサマーシリーズを占うというよりは、純粋に重賞を勝ちたい馬が揃ったという印象です。

そんな中で、注目しているのは7歳牝馬のヒロイックアゲンです。サマースプリント第3戦のアイビスサマーダッシュに出走し9着に終わった後、前走札幌競馬場で行われたUHB賞に出走してクビ差の4着から、このキーンランドカップに出走してきました。

アイビスサマーダッシュにも出走しておりサマースプリントをあわよくば狙っていたかもしれませんが、難しくなってきただけに、ここは純粋に重賞制覇を狙ってきているでしょう。鞍上が札幌でも大活躍中で2年目の秋山俊樹騎手ですから、同期の泉谷楓真騎手が約1ヶ月の函館2歳ステークスで重賞制覇を果たしているだけに、勝って続きたい気持ちも強いことでしょう。

そして今回の出走馬の多くが北海道競馬で、函館スプリントステークス、TVh賞、UHB賞で対戦してきた馬で、展開や枠などちょっとした違いで着順が変わっているだけで、実力差はあまりない接戦を繰り広げています。上積みがあるかないかが大きく結果に差をつけるように思われます。そういった意味では上積みが期待できるヒロイックアゲンの期待度は高いと言えるでしょう。

秋山騎手自身、今回2回目の騎乗ですから、吸収力のある若者だけに、馬の事がわかっての騎乗は大きなプラス。ヒロイックアゲン自身はこれまで札幌競馬場を2戦して4着2回といい競馬をしているので、3回目の上積みもあるでしょう。有力馬として出走するメイケイエールの存在もプラスとなりそうで、桜花賞の疾走が物語るようにスピードは認めるものの、逃げてしまったり、途中で掛かったりしてペースを乱す可能性が十分にあります。先行できるヒロイックアゲンにとっては展開が向く可能性は高そうです。

ということで今年のキーンランドカップは、上積み大のヒロイックアゲンが2年目秋山騎手とのコンビで人馬共の初重賞制覇を果たしてくれる可能性は十分あると感じます。