12月24日・有馬記念前日の中山のメインレースは師走ステークス。ダート1800Mのオープン特別の一戦。毎年多種多様なメンバーが顔を揃える。ダートの中距離重賞は東海Sまでこの先1カ月ほどない。ここで賞金加算をしっかりしておきたい所。
賞金加算の条件は1着馬だけ。重賞ではないので2着では収得賞金に加算されない。今年の師走Sの本命はグレンツェント。少しズブイところがあり仕掛けて直ぐに反応する時とそうでない時がある。前走のみやこSはエンジン全開になるのが遅れた分2着惜敗。
今回は更に直線の短い中山コース。ここでいつものようにのんびり構えていると届かない可能性もある。中山のダート1800Mは、基本的スローペースに落ち着く事が多い。余り、この距離で飛ばす馬は少ない。今回もスローペース濃厚。
そうなるとグレンツェントは早目に進出しなければいけない。一か八かの末脚勝負に出るわけにはいかない。捲り気味に進出するのが1番この馬に取っては勝利に近づく作戦になる。中山の1800Mでは悠長に乗る事は出来ない。
地力に勝るグレンツェントもここは確勝を期してこのレースを選択してきた。しかし相手も海千山千なだけに、そうすんなりとは勝たせてはもらえない。最後の直線は二転三転の攻防が繰り広げられそうだ。