【紫苑S予想2021】実績馬VS新興勢力!注目の秋華賞トライアル

今週土曜中山のメインレースは秋華賞トライアルの紫苑Sです。フルゲート必至の激戦となりそうですが、クラシック未参戦の2勝馬と、春のクラシック善戦馬が参戦を予定しており、新興勢力の台頭なるかどうかも注目となっています。

フルゲート18頭に対し22頭が登録し、2勝馬が抽選対象となっており13頭中2頭が除外になります。

オークスでは人気薄ながら3着に入ったハギノピリナは、中京開催のローズSではなく、輸送もあり右回りコースとなる紫苑Sを選択した点も気になるところですが、3着で賞金加算が叶わなかったため、今回は抽選対象となっています。

また種牡馬入り後の飛躍が期待されるフィエールマンの全妹であるエクランドールは兄同様春クラシックには間に合わなかったものの、2戦2勝の戦績で秋の重賞戦線には間に合わせてきました。兄の主戦でもあるルメール騎手が今回も騎乗予定となっており、こちらも抽選突破なら期待できる1頭となりそうです。

除外対象にならず、余裕をもって挑めるのが桜花賞3着馬のファインルージュで、管理する岩戸厩舎は先日の札幌2歳Sをジオグリフで制し、今週日曜日にはステルヴィオを京成杯AHに出走させるなど、勢いがついています。2000mの距離はファンルージュにとって長いように思えますが、主戦の福永騎手が引き続き騎乗するのは心強いところです。

いずれも印がつく馬たちだけに、穴馬としてはオルフェーヴル産駒のスライリーが面白いかもしれません。収得賞金1950万円で除外対象にならず、中山コースは1戦1勝と相性のいい舞台。またフローラS 2着など、トライアルレースで結果を残しており、オークス大敗で人気を落とす今回は馬券妙味もありそうです。