3勝クラスの特別戦ながら過去5年の勝ち馬にはフィドゥーシア、そして昨年の勝ち馬カレンモエといったスプリント重賞で活躍を見せている産駒を輩出しているのが、土曜中京メインレースの長篠ステークスです。
芝1200mの別定戦で今年は16頭の好メンバーが揃いました。
今回注目しているのが、ここ2戦は7着続きと苦しい競馬が続いていますが、中京の芝1200mならガラリ一変が狙えそうなゴーストザッパー産駒のマル外、デルマカトリーナです。
主戦がなかなか固定されていない馬ですが、今回は久しぶりに和田騎手とのコンビで挑む予定となっています。
昨年12月に2勝クラスを頭差で勝利して以降、今年に入ってまだ結果を残せていませんが、後方待機から末脚勝負という脚質もあってか、ハマれば鮮やかですが不発だと見せ場がないという内容だけに、なかなか連続して好走するのが難しい馬なのかもしれません。
今回の舞台である中京コースは5戦して1勝と一見相性がよくないコースに思えますが、昨年2勝クラスを卒業した舞台でもあり、また中1週の詰めたローテーションも未勝利脱出を遂げた条件ということで、ここ数戦の敗北で人気を落とすようなら馬券妙味もありそうです。
今回は上位人気が想定される馬たちの中に逃げ、2番手で結果を残している上がり馬のプリモダルクが参戦予定だけに、展開が向く可能性もあります。
オッズが割れそうなメンバー構成ですが、同じく後方待機策が予想されるグッドジュエリーやロードベイリーフとの叩き合いも見どころとなるレースとなりそうです。