今週日曜中京メインレースは、セントライト記念に続く菊花賞トライアルの神戸新聞杯です。ダービー馬シャフリヤールの復帰初戦ということもあってか、セントライト記念よりも登録頭数が少ない11頭の登録となりました。
ダービー組では追い込んで3着のステラヴェローチェ、10着と大敗はしたものの京都2歳S、青葉賞と連勝しておりG2なら侮れないワンダフルタウン、京都新聞杯勝ち馬のレッドジェネシスがダービー11着からの巻き返しをはかるべく参戦を予定しています。
成長力など競走馬にはさまざまなファクターがあるため、春の戦績がそのまま反映するとは限らないのが競馬の面白いところですが、シャフリヤールとは共同通信杯で対戦しているものの、その後の牡馬クラシックではまだぶつかっておらず、かつ能力の高さはデビュー時から定評のあるドゥラメンテ産駒のキングストンボーイに今回は注目してみました。
青葉賞2着ということもあり、ダービー出走権を確保していたものの本番は回避。秋復帰初戦を4か月ぶりに迎えることになりました。
美浦・藤沢厩舎とルメール騎手のコンビといえば、ダービー馬レイデオロが牡馬クラシック路線では浮かびますが、このコンビでの菊花賞制覇はまだなく、藤沢調教師にとっても最後のクラシック挑戦となるだけに、ここの結果次第で菊花賞参戦なるかどうかも注目したいところです。
また、シャフリヤールに騎乗する福永騎手にとっては昨年のコントレイルに続く神戸新聞杯連覇がかかる1戦となりますが、過去10年で3連勝を含め4勝を挙げているルメール騎手のこのレースとの相性のよさも期待して、単勝に妙味がある今回は頭から狙ってみたいところです。