今年はいつもの年より面白いメンバーが集まった日経新春杯。その中で注目したいのはミッキーロケット。菊花賞の前哨戦である神戸新聞杯では、菊花賞と有馬記念を制したサトノダイヤモンドを最後の最後に追い詰めた。潜在能力はかなり高く、このメンバー相手なら好走する可能性が高い。

菊花賞でも0.7秒差の5着に健闘し長距離を克服した。とは言えやはり3000mは少し長かった印象で、舞台がが2400mだったら勝ち負けを演じていた可能性も十分ある。2400mの神戸新聞杯での好走ぶりを見ればそう感じざるを得ないだろう。神戸新聞杯も勝ったサトノダイヤモンドのルメール騎手がレース後、「2着馬も強かったですね」とインタビューで話すほど、神戸新聞杯のミッキーロケット走りはそれ程インパクトのあるものだった。

菊花賞後は無茶をせず、この日経新春杯に駒を進めてきた。今週の追い切りで完全に仕上がるだろう。今年の日経新春杯は出走メンバーのレベルが高い。ミッキーロケットも今までだったら多少距離が長いのを覚悟の上で、天皇賞・春を目指す所だが、今年から大阪杯がＧ1に格上げになったので、春の大目標は大阪杯。

確実に出走する為には、本賞金をしっかり重ねないといけない。今のままの本賞金ではフルゲート割れでない限り出走は先ず無理。そういった観点からみても、この日経新春杯でのミッキーロケットの走りからは目を離す事が出来ない。