【京都大賞典2021予想】ヒュミドール、あえての関西遠征は勝算の現れ?

今週日曜は東で毎日王冠が開催されますが、西では阪神競馬場開催となる京都大賞典がメインレースに組まれており、東西ともに秋の古馬G1戦線を占う上で見逃せないレースが楽しめる週となっています。

京都大賞典は1着馬に天皇賞(秋)の優先出走権が与えられるレースで、過去10年の勝ち馬をみると昨年のグローリーヴェイズをはじめ、サトノダイヤモンド、キタサンブラック、ラブリーデイといった名がある一方で、11番人気でヒットザターゲットが単勝万馬券で勝利した2013年にはゴールドシップが3着以内にも入れず敗退し大波乱、一昨年も11番人気だったドレッドノータスが勝利し3着までが人気薄で大波乱となったこともあり、今年はどちらに転ぶのか、馬券検討も難しいレースといえそうです。

上位人気が想定されている馬では、G1でも結果を残しているキセキやモズベッロ、また今年のAJCC勝ち後は結果が残せていないアリストテレスやステイフーリッシュといったG2なら巻き返しがありえる馬たちが参戦を予定しています。

いよいよ秋古馬路線の有力馬たちが始動を迎えてくる一戦で、波乱も期待して狙ってみたいのは、美浦・小手川厩舎所属のオルフェーブル産駒のヒュミドールです。前走の小倉記念ではモズナガレボシの豪脚に屈したものの2着に入っており、さらなる飛躍も今後期待できそうな1頭です。

関東馬にくわえ、東京芝1800mはノベンバーS勝ちなど実績もあることから、距離延長、さらに輸送をしなくとも毎日王冠参戦でも不思議ない戦績でしたが、ここで敢えての京都大賞典を選択してきました。

これまでに日経賞・4着やステイヤーズステークス・5着といった実績もあり、長距離適性を考慮しての参戦とも取れ、先週のシリウスSをサンライズホープで制した幸騎手が再度騎乗というのも、鞍上の勢いも手伝ってぜひ期待したいところです。