1月28日(土)東京競馬場の10Rはクロッカスステークス(OP、芝1400m)が開催。今年のクロッカスSはとても一筋縄では収まりそうもないメンバー構成となっている。
混戦メンバーの時の馬券戦術は「流し馬券」より「ボックス馬券」の方が功を奏すことが多い。人気が割れるので、1本被りのレースとは異なり、どの組み合わせでもそれなりの配当妙味があるからだ。
ただ、配当妙味だけあっても意味がない。的中馬券を取らない事には始まらない。配当妙味があるレースならゴロゴロあるが、問題は「如何に配当妙味のあるレースをピックアップし的中馬券をもぎ取るか?」争点は最終的にこの1点になってくる。
現有戦力と新興勢力の戦い、波乱の気配たっぷり・・・!
さて、クロッカスSの出走メンバーを見て、正直今年はレベルが高くないと感じた。新馬戦から直行してきている馬もいるが、他の馬は既に能力はどの程度のものかは分かるくらいにレースはこなしてきている。
これは「現有戦力」と「新興勢力」の戦いになる可能性が高い。東京の1400mは意外とスピードだけでは押し切れない。少しパワーがいる。非力な馬には向いていないコースと言える。今回は新興勢力のそういった能力がどれだけのものか不明な部分が多く、想定の範囲外の事が起こっても何ら不思議ではない。
しかしそこが競馬の醍醐味でもある。想定していなかった事が起こるから競馬は面白い。想定していないとは、馬連で10万円馬券など、穴党でも想定外の配当になるような超大穴決着のことを指す。今年のクロッカスSはそんな想定外のことが起こる可能性を秘めた、馬券的には非常に面白いレースと言えるだろう。