障害馬にとって飛びたくてウズウズしているだろう谷間とも言えるこの1月の中山障害明けのシーズン。平地では毎週開催されている重賞も障害レースでは次回の開催は3月の阪神スプリングジャンプまでおあずけ。障害ファンならばオープンクラスにも目をつけなければいけません。ということで今週は京都競馬場で開催の牛若丸ジャンプステークスに注目します。
過去5年のデータから軸馬をあぶりだしていきましょう。まずは人気面から見ると、圧倒的といえるくらい1番人気が強い。過去5年で3勝2着1回。そして唯一1番人気がこけたときも、しっかり2番人気が結果を出していることもあり、とにかく堅い。銀行レースといえるくらいの結果が出ています。
単勝の平均配当が490円、馬連の平均配当が1280円と、穴党が天を仰ぐ結果が過去5年で出ています。とはいえ裏を返せば、点数を絞って購入すればこれほどおいしいレースはないわけです。
そんな中、今年1番人気に推されそうな馬がワンダフルワールド。昨年の中山グランドジャンプ以来9ヶ月ぶりという長期休養明けにはなりますが、実績上位です。気になる点は京都コースが初めて、かつ半年以上という長期休養も初めて、というところ。
とはいえ相手関係を考えると、前走がG1、かつ掲示板に載っていることも考えるとそんな言い訳が通用するレベルのメンバーでもありません。今回は障害未勝利戦で勝ちをもぎとった難波騎手に手綱が戻りますので、馬のクセなども熟知していると思われます。相手次第でおいしい馬券になりますので、この馬を中心にぜひ相手を探してみてください。