新設GⅠの大阪杯。狙いとしては、ドバイ・香港に有力馬が流れてしまっている春シーズンの現状打破と、中距離G1が秋の天皇賞後は宝塚記念まで空いてしまうから、といったところだと思います。
今年に関してはマカヒキ、キタサンブラックは大阪杯を使うローテを組む模様ですが、距離適性バッチリと考えられる秋華賞馬・ヴィブロスはドバイターフへの出走を視野に入れるなど、まだまだ定着までには時間がかかりそうです。
そんな中、ヴィブロスと違い、まったく同じ芝2000mの海外G1に出走を予定している馬がいます。昨年の金鯱賞勝ち馬でもあり、有馬記念も4着と好走したヤマカツエースです。狙っているレースは4月8日にオーストラリアで開催されるGⅠクイーンエリザベスS。
大阪杯が4月2日ということで開催日はかなり近いですが、本賞金で大阪杯出走が微妙と判断したのか、阪神コースをやや嫌ったのか、両にらみという形でオーストラリアは登録を行うとのこと。
たった3ヶ月での金鯱賞連覇なるか?
そして面白いのがローテーション。大阪杯、クイーンエリザベスSのどちらに出走するにせよ、始動戦は3月11日中京競馬場で、またも開催時期をずらされてしまった金鯱賞の予定。
ヤマカツエースは先月、金鯱賞を制覇したばかりです。3ヶ月足らずでまたも同じレースを制覇するとなると、これは歴史に残る偉業になるのかもしれません。