今週日曜日に京都競馬場で1200mのハンデ重賞シルクロードステークスが行われます。過去10年最多出走頭数17頭、最低でもほぼフルゲートの16頭出走するという多頭数になるレースなのですが、今年は珍しく13頭立てとシルクロードステークスとしてはかなり少ない出走頭数となっています。
出走頭数が減ってくると、その分逃げ先行馬が楽な展開になりやすいため有利と言われていますが、今回のシルクロードステークスは、その逆に追い込み馬ヒルノデイバローを狙いたいと思っています。
その理由は、ヒルノデイバローにとっては、この13頭という出走頭数がちょうどいいからなのです。ちょうどいい。というのは、追い込み馬ヒルノデイバローは、実にいい末脚を持っていて前走の淀単距離ステークスでは上り3ハロン33.5秒、昨年のシルクロードステークスでは32.6秒という究極的な末脚でレースの上り最速をマークしているのです。ところが着順は、前走が6着、そして昨年のシルクロードステークスでは7着。多頭数をさばくのに苦労して追い込んでも届かない競馬に終わっているのです。
少頭数に強いヒルノデイバロー
これまでのヒルノデイバローの成績を改めて見てみると、中央競馬にデビューして以降4勝の内容が、13頭立てが2勝、12頭、10頭立てでそれぞれ1勝ずつ、そして2回の2着が12頭立て14頭立てのレースで挙げています。
それに比べて15頭立てになってくると10戦して最高着順が3着3回に終わっています。多頭数のレースでは、末脚を発揮しても一歩届かないレースになりがちですが、ほどよい13頭立てだと好成績を収めているのです。13頭立てレースに至っては2回しか走っていない中で2勝ですから勝率100%なのです。ヒルノデイバローにとってはペース・展開などが13頭立てのレースがぴったりなのでしょう。
そんなヒルノデイバローにとって、珍しく13頭立てとなった今回のシルクロードステークスは一番走れる条件となったのです。
淀単距離ステークスで1着2着となったセイウンコウセイ、セカンドテーブルをはじめ、スプリンターズステークス3着のソルヴェイグ、6着のネロ、11着のブランボヌールなどの実績組、そして京都大得意のダンスディレクターも出走してきていますが、近走成績、実績なんか関係ありません。13頭立てであれば、ヒルノデイバローがちょうどいいのです。13頭立てのシルクロードステークスでヒルノデイバローが初重賞を飾ってくれることでしょう。