ディープインパクト×母の父キングカメハメハ。今のところ超大物は出ていない配合ですが、日本の種牡馬ランキング1, 2位を7年連続で独占している、現在の日本の血統では一流といえる配合です。この配合からついに大物が出るかもしれない。そんな仔が今週初陣を迎えます。
POGをやられている方にとっては待望のデビュー、モクレレです。新馬の名前をいわれてもピンとこない方も多いと思いますが血統を見れば迫力充分。父はディープインパクト。母はアパパネ。牝馬3冠含めG1を5勝している名牝です。母と同じ美浦・国枝厩舎の管理馬。
昨年秋にいったん厩舎に入りましたが、態勢が整わずいったん放牧に出されました。その後は順調に調整を重ねることができ、4日の東京競馬場芝1800mでデビュー予定です。ヤネは母の主戦・蛯名騎手…ではなく戸崎圭太騎手を確保している模様。馬体重は490キロ前後ということで、性別こそ異なりますが以前ご紹介したファンディーナと同じくらい、いい馬格の持ち主。
注目したいのが相手関係。モクレレの他にもスイープトウショウ産駒スイーズドリーム、クィーンスプマンテ産駒レーヌジャルダンと2005年、2009年のエリ女勝ち馬の仔も参戦。
また、非常に登録馬の多い新馬戦でもあり、総勢36頭の中から選ばれた出走馬は既に「持っている」と言っても良い馬ばかり。伝説の新馬戦と呼ばれる可能性も高いレースでしょう。
豪華な面子が集まった中でもやはり注目を一番集めるのはアパパネの初仔モクレレ。初仔は走らない、とは良く言う格言ですが、母を3冠馬に仕上げた名伯楽のもとに入ったこともあり、期待してみたい1頭です。