出世レース、エルフィンSに1戦1勝のミリッサが2勝目をかけて登場。その素質の高さは他陣営もかなり脅威に感じている。何せ昨年のオークス馬シンハライトの半妹である。血統的背景はここで語るまでもなく十分過ぎる。この馬も姉同様能力をしっかり引き継いでいるためここは負けるわけにはいかない。
それでも簡単な戦いにはならないのが競馬。しかし、ミリッサの能力を考えればここは軽く通過しなければ陣営も困る。オープン特別の1戦のここは勝利で確実に賞金加算しなければいけない。2着では意味がない。翌週に牝馬限定重賞のクイーンCがあるにも関わらず、エルフィンSに照準を定めてきたということはそういうこと。
素質充分とは言え何せまだ1勝馬。3月の桜花賞トライアルに確実に出走するためにも賞金加算は必須。そして、トライアルでは悪くとも勝ち負けを演じ本番に進みたいのが陣営の狙い。翌週のクイーンCは登録馬が多い事が予想され、万が一抽選で落とされたら青写真はまさしく絵に描いた餅になる。
その点、頭数が少なく確実に出走出来るエルフィンSで、勝利をあげ、本賞金加算をしてしまうのが一番良い。手っ取り早いと言った方がいいだろうか?競馬にも順番と言う物がある。新馬→重賞でも何ら問題ないが、いくら実力があろうが賞金差は覆らない。ここは新馬→オープンで着実に出たいレースに出られる立場を固めてるのが理想的ではある。