今週土曜の東京メインは「第52回クイーンカップ(G3)」。今回有力視しているのは明け3歳牝馬のハーツクライ産駒トーホウアイレスだ。
新馬戦と2戦目の特別戦を順当に勝ち進みオープン馬に。今回と全く同じ舞台だった前走のアルテミスSでは12着惨敗と大きく崩れた。年末の阪神JFは自重し、万全の態勢でリベンジマッチの時がやってきた。
アルテミスSから約4ヶ月と間隔は空いているが、マイナス10キロで挑んだ前走から状態は回復してきるようで、今週の一追いでさらに変わりそうだ。強烈な末脚が武器の東京コースは合う。ここは悪くても3着までに来る確率がかなり高いと予想。ここで2着までに入れば桜花賞出走ラインをクリアするわけで、陣営は勿論勝利に拘っているだろう。
東京の1回開催は芝のコンディションが非常に良い。クイーンCもある程度高速決着になるのではないだろうか。2戦目のサフラン賞で見せた時のような切れ味鋭い脚がここでも爆発すれば突き抜けられるだろう。
前走の東京は惨敗だったが、相性が悪いと判断するにはまだはやい。前走は最内を立ち回るもペースは上がらずスローで進路もなかった。直線で徐々に外へ行くも前は壁があり、結局なだれ込むかたちで持ち味を活かすことができなかった。流れてくれればやれる馬なので、前走の負けで人気が落ちるなら馬券的にもおいしい。最終的な判断は馬体重、枠順、馬場を見てからになるが、巻き返せる力がある馬なだけに注視したいと思う。