日曜、京都のオープンレースでどちらも1番人気の馬に騎乗していたムーア騎手。この時期は欧米もビッグレースがなくシーズンオフということで、日本にまた来てくれました。当然、昨年秋のムーア旋風は誰しも記憶に新しいところ。
さっそく結果を出して欲しかったところですが、アルデバランSのピオネロ・京都記念のマカヒキともに1番人気に応えられず、連にも絡めませんでした。3着ではムーア騎手としては歯がゆい、いや、惨敗といっても過言ではありません。ムーア騎手で大活躍した馬の筆頭と言えば日本ではモーリス。そこに引き続き昨年のダービー馬マカヒキ、ピオネロと4文字馬名が続き縁があるかと思いきや、冬のムーア騎手は秋ほどの信頼度がないのでしょうか?
フェブラリーS・モーニンで巻き返しなるか!?
もちろん世界のムーアといわれている逸材が、この程度のはずがありません。短期滞在はまだ始まったばかり。このレースでこそムーアの真骨頂が見られることでしょう。今週末、東京競馬場で開催されるフェブラリーSにモーニンで参戦予定です。
なんの因果かまたも4文字の馬名。今回は同じ石坂厩舎のベストウォーリアも出走予定のため、おそらく同馬主・同厩舎の2頭出しとなります。ここ数戦の安定感を考えるとディフェンディングチャンピオンとは言えモーニンの人気がやや落ちることが想定されますので、2頭出しは人気薄からという競馬の格言とも合うでしょう。
強敵ぞろいとはいえ、カフジテイク、サウンドトゥルーがここにきて乗り代わりとなる波乱要素もあります。ダートのムーア騎手がはたして信頼に値するのか?そして、結局寒い季節の日本は体調管理が意外と難しいのか?馬はこの時期が合うだけに、人馬のうち特に人の真価が問われる一戦となります。