【フェブラリーS予想2017】有力馬3頭考察!軸馬はコレだ!

19日(日)の東京メインは第34回フェブラリーS(G1、東京・ダ1600m)が開催。1年で最初のG1レースということで、毎年多くの競馬ファンが沸くレース。今年のフェブラリーSは、抜けた有力馬不在で混戦模様のメンバー構成となっており、さらに人気馬の騎手の乗り替わりが多く、波乱の気配が漂っている状況です。

フェブラリーSの有力馬3頭を考察

さて、それでは人気上位の候補を中心に予想をしていきたいと思います。

まずは前走根岸ステークスの勝ち馬カフジテイク。テン乗りでしたが福永祐一騎手の好騎乗が光ったレースで、今年初戦を良い流れでスタートすることが出来ました。しかし、その福永は今月5日に開催されたきさらぎ賞で落馬し負傷。今回は津村明秀騎手へと乗り替わりとなります。

津村は昨年、同馬に騎乗して武蔵野S(3着)とチャンピオンズC(4着)で掲示板に入るなどして慣れている騎手ではありますが、できればここは前走好走した福永に続けて乗ってほしかったところです。

前走と同じ東京コースとは言え今回は200m伸びる1600m。武蔵野Sでは3着に届きましたが、このメンバー相手では不安が残ります。乗り替わり・距離適性・相手関係の条件は良くなったとは言い難く、差しそこねる可能性が高いと見ています。

次の人気上位候補は昨年の同レースの覇者、モーニンです。昨年はM.デムーロ騎手で先行抜け出しの競馬でG1初制覇を果たしましたが、勝ち星はここでストップ。最近は凡走が続いておりパッとしない印象です。

今年はR.ムーア騎手とのコンビで復活を目論みます。ムーアは先週12日から京都で乗っており、先週の成績は[1-2-3-2]と今のところ悪くありません。メインの京都記念では1.7倍の1番人気マカヒキで3着に入着して取りこぼしておりますが、全体で見ればこの日は1番人気の馬に6回騎乗して5回馬券圏内に持ってきております。

今回モーニンは近走の連敗を考えると1番人気に推されることはなさそうですが、大きなレースで昨年の勝ち馬という強い馬での騎乗機会ですから、ムーアにとってはこの短期免許期間中で一番の大仕事となります。ムーア効果もあって人気しそうですが、嫌って馬券から外すと痛い目見そうです。

最後に紹介するのはベストウォーリアです。フェブラリーSは今年で4度目のベテランです。'14年が13着(浜中俊騎手)、'15年が3着(戸崎圭太騎手)、'16年が4着(戸崎圭太騎手)と、戸崎とのコンビで好走しております。今年も相性の良い戸崎と組めるのは好材料。現在重賞を4連続連対中と好調の馬で、悲願のフェブラリーS初制覇に挑みます。

しかし、戸崎は今年の重賞戦[0-2-2-4]で勝ちきれない競馬が続いております。先週は11日のクイーンCで2番人気のフローレスマジックに騎乗し3着、翌日12日の共同通信杯では1番人気のムーヴザワールドに騎乗し3着と、取りこぼしが目立っております。

今週もベストウォーリアという人気馬で期待がかかりますが、馬券に絡むという意味ではこれ以上にないくらい頼もしい馬です。人馬ともにシルバーコレクターといった印象が強く、アタマで予想するには心許ない感じがしますが、東京マイルは得意な舞台ですし[3-1-2-2]、軸にするにはちょうど良い馬です。

軸馬はベストウォーリア、配当に妙味のある馬へ流して勝負!

以上、人気の有力候補3頭の見解について書かせて頂きました。

上記以外の馬も面白い馬が揃っており、当日のオッズがどうなるのかが非常に気になる一戦です。1着を予想するのがなかなか難しく、全体的に馬券に絡みそうな馬が多いのでボックス買いも良さそうですが、ここは的中率よりも回収率重視。

個人的には色々と不安がある有力どころの中ではベストウォーリアが一番信頼度が高いと予想。同じ馬主で同じ厩舎のモーニンも気になるところですが、今年はこの馬から配当に妙味のある馬へ流して勝負したいと思います。