【ジャパンカップ2021予想】外国馬グランドグローリー、生涯最軽量の55kgで久々の外国馬Vへ

2021年のG1戦線も半分を過ぎ、日曜は秋の大一番「ジャパンカップ」が行われます。何と言っても昨年の無敗の三冠馬コントレイルの引退レースが最大の見どころですが、3歳馬シャフリアール、6歳馬ワグネリアン、8歳馬マカヒキとダービー馬4頭の激突や、外国馬3頭がいずれもG1馬、古豪キセキと3歳牝馬ユーバーレーベンとG1馬が9頭も出走。近年のジャパンカップの中では上位の実績馬が揃っており、見どころたっぷりな一戦となっています。

そんな中、注目しているのは外国馬の1頭グランドグローリーです。かつてのジャパンカップは外国馬の迫力のある馬体や、その圧倒的な脚力に驚いたものですが、近年外国馬の好走は皆無と言っていいでしょう。

過去15年で51頭の外国馬が出走しましたが、ディープインパクトが勝った2006年にウィジャボードが3着に入ったのみで、勝率と連対率は0%、3着内率は2%に満たない惨憺たる結果となっています。馬場が堅すぎる、高速馬場は馬に良くない、香港の方がローテも良いなど、様々な理由があるでしょう。

ただ、今年のグランドグローリーはチャンスがゼロではないと思わせてくれる1頭です。2006年に3着だったウィジャボードと同じイギリス生まれの牝馬。数はウィジャボードに比べると劣りますがG1馬ですし、2000m前後を得意とする差し馬という類似点があります。

恐らくですが、外国の深い芝で前目の競馬をして2400mで活躍している馬よりは、2000mで差してくる馬の方が東京2400mが合う可能性があります。さらに一番気になるのが、今回斤量が55kgという点です。55kgはこれまでグランドグローリーが背負った斤量の中で一番軽かった56kgより1kgも軽い斤量です。この最軽量の55kgという斤量が東京の高速馬場でも末脚を発揮させてくれます。

ということで、ジャパンカップは外国馬グランドグローリーが生涯最軽量の55kgで、久々の外国馬好走の末脚を発揮してくれることに期待して応援します。