【中山記念2017予想】今春最大の注目馬はこの馬だ!

今年から大阪杯がG1に昇格した事によってステップレースとしてより一層注目度が高くなった中山記念だが、中山記念は近年フルゲート割れが多く頭数が揃わない。

しかし、レースのレベルは高く伝統のG2の重みを持っている。過去の勝ち馬はビックレースで活躍する馬が多く、この中山記念を快勝しドバイワールドカップを勝ったヴィクトワールピサが代表的な例。今まで日本馬が1頭も勝った事が無かったドバイワールドカップを2011年に制覇し、歴史的な記録を達成した。

他にも、脚元が弱く出世が遅れていたサクラローレルなどもこの中山記念を快勝したあと、天皇賞・春を1996年に制覇している。名馬であるナリタブライアン・マヤノトップガンを蹴散らしての勝利だった。

このように、昔から名馬を輩出する伝統的なレースとして注目度は高いレースであった。故に関西馬もよく使ってくる。この時期の中距離の別定戦は中山記念くらいしかなく、関西の有力どころもこぞって出走してくるのだ。

そして今年も関西から筆者イチオシの馬が参戦する・・・!

今春最大に注目したい5歳馬、アンビシャス!

前置きが長くなったが、今年の中山記念と大阪杯の両レースで注目しているという意味で、昨年の中山記念2着、大阪杯1着のアンビシャスを有力馬としてあげたい。

恐らく今春のローテーションは中山記念→大阪杯→宝塚記念と昨年と同じローテーションを選択してくる事だろう。アンビシャスは体質的にはそこまで強くはない為、ローテーションには慎重だ。昨年は5戦しかしていないが、それだけに1戦1戦が勝負になってくる。走るレースは一つも無駄にはしたくないところだ。

中山・阪神・福島での好走ぶりからも、小回りコースへの適性は抜群。さらに適性が劣る東京でも、前走の天皇賞・秋(4着)や2走前の毎日王冠(2着)で一線級と差のない走りをしており、昨年の中山記念はドゥラメンテに肉薄する2着で、大阪杯ではキタサンブラックを破って優勝している事からも、能力の高さは十分証明できている。

同世代のライバルたちを相手に互角以上のパフォーマンスを見せながらもなかなかG1タイトルには手が届いてこなかったが、能力的には申し分ないこの馬が今年は爆発してくれるのではないかと期待している。