宝塚記念馬ラブリーデイ京都大賞典より始動!どこまで続く金子真人HDの快進撃!?

現在調子絶好調の馬主さんといえば金子真人オーナー。所有名義は今は金子真人ホールディングスと法人化されていますがあえて個人馬主さんとして扱わせていただくと、サンデーレーシングや社台と互角に近く渡り合える有力な1人だと私は思っています。まあセレクトセールで買っている馬の大半が社台やノーザンファームの産駒だったりはしますけれども。

今年の上半期でいえば宝塚記念でのこと、ゴールドシップの出遅れとともに記憶・記録に残るであろう同馬主ワンツーフィニッシュを決めたラブリーデイ・デニムアンドルビーの2頭。そして期待の2歳勢ではリアルスティールの全弟・プロティガルサン、イモータルなどがすでに新馬勝ちをおさめており、プロティガルサンは芙蓉Sで早くも2勝目。皐月賞までは本賞金で出られそうですが、まだまだ未知の能力を秘めていそうです。

毎年の所有頭数はそんなに多くないんですが、結果を出す馬が多いのが金子オーナー。すごい相馬眼の持ち主が背後についているのか、はたまた金子オーナー自身の相馬眼がハンパないのか、謎のヴェールに包まれています。

引退後に種牡馬入りしている馬たちにもそうそうたるメンバーがいます。言わずとしれたディープインパクト、そして非サンデー系の種牡馬としてもはや必要不可欠となっているキングカメハメハ。この2頭は有名ですが、他にも残念ながら今年亡くなってしまいましたがブラックホークなどがいます。さらに金子オーナーの勢いは中央だけにとどまらず、地方競馬にも大きな影響を与えています。

今年の東京ダービーを制したのラッキープリンスはジャパンダートダービーでノンコノユメ、クロスクリーガーのJRA勢につぐ3着にも食い込んだ素質馬です。父はサンデーサイレンス産駒のサイレントディールでこちらもまた金子真人オーナー所有でした。

また、先日東京記念を勝ったプレティオラスは2012年の東京ダービー勝ち馬でもありますが、この馬の父はフィガロが、聞きなれない馬名かもしれませんが、素質・能力は1級と当時目された外国産馬でした。この馬も金子真人オーナーが当時所有。南関東で実績を残している種牡馬の1頭です。

馬主さんは基本赤字だとは言いますが、金子オーナーに関して言えば所有頭数と戦績、種牡馬としての売却益などなどを考えるとかなりのプラスに思えます。これでプラスにならなければ馬主ビジネスなど存在でき得ないのではないでしょうか。

そんな金子オーナー所有の晩成の大物・今年の宝塚記念馬ラブリーデイは京都大賞典から始動とのこと。「宝塚記念の勝利がフロックだと思われているのは分かっている。だからこそ秋のG1でも結果を」と池江調教師、主戦の川田騎手ともに意気込む1戦となります。今年は毎日王冠に例年にない豪華メンバーがそろういますが、月曜開催でもありメンバー的にも盲点になりがちな京都のG2もお見逃しなく!