今週の中山の土曜メインは「総武ステークス」。準オープンの様なレース名ですがれっきとしたオープン特別です。位置づけとしては、3月末に行われるマーチSへ向けての選考会みたいな要素を持っているレースですね。
出走する馬の傾向としては、本賞金をたくさんもっている馬が少なく、マーチSへの出走を狙っている馬。本番への出走を確実にする為にはここでは優勝が要求されます。本賞金は1着馬しか加算されませんので2着ではダメなのです。ここが重賞とオープン特別の大きな差ですね。重賞なら2着までに入れば本賞金が加算されますから、この差はとてつもなくデカイですよ。というわけでマーチSに出走する為にはここは確実に勝ちが欲しいところ。
さて、今回のメンバーを見渡すとセンチュリオンの安定感が光ります。昨年4月のG3・アンタレスS(16着)を除けば6連続で馬券に絡んでおります。前走のオープン特別でも惜しい競馬で2着。中団から逃げ馬の差し切りを狙うも頭差届かず。競馬の内容としては文句なし。
中山コースは[5-2-0-3]と得意のコースですし、ここはしっかり勝ってマーチSに駒を進めたいところでしょう。今週の重賞3鞍は全てフルゲート割れですが、マーチSはほぼ間違いなくフルゲートになる事が予想されます。その時にものを言ってくるのが本賞金の金額というわけです。どんなに強い馬でも除外されたらどうにもなりません。ゲートに入って初めて勝負が出来るわけです。本番のマーチSのスタートラインに立つためにも、ここは勝つしかありません。
相手には昨年シリウスS2着と重賞で連対経験のあるピオネロや、昨年東海S2着、エルムS3着と同じく重賞でも好走経験があるモンドクラッセも人気を集めそうですが、ここは中山巧者のセンチュリオンに分があると見て重い印を打ちたいと思います。