今週の阪神競馬最終レースに組まれている3歳以上2勝クラスの特別戦の夙川特別で1年ぶりに戦線復帰予定となっているのが、栗東・田中博厩舎のレモンポップです。
ゴドルフィンの所有馬で、短期免許で来日しているクリスチャン・デムーロ騎手を確保して長期休養明けながら必勝態勢で挑む予定となっています。
父はレモンドロップキッド、母の父はジャイアンツコーズウェイに加え、祖母のハーピアはアメリカのG3であるシャーリージョーンズハンデの勝ち馬とアメリカのダート血統で、デビューから2戦2勝で来ています。
デビュー戦は2番手から抜け出し3馬身差の楽勝で、続くカトレア賞も2番手から抜け出す競馬で勝利しており、いずれも東京競馬場での勝利ということもあり、不安材料は初めての右回りとやはり1年ぶりというブランクになりそうです。
血統面からもダート短距離路線での活躍が今後期待される1頭で、1年ぶりとはいえまだ3歳馬ということもあり、順調に今後使っていければ来年には大きな舞台にたどり着ける可能性も秘めています。
同世代からはアジアエクスプレス産駒のメディーヴァルも前走勝利で勢いがあり、古馬ではルメール騎手が再度騎乗するロンドンデリーエア、休み明け初戦でこのクラス3着に入って叩き2戦目で良化が見込める池添騎手騎乗のヘイセイメジャーも強敵となりそうで。
1年ぶりということで3歳戦を経験しないまま一足飛びに古馬相手となってしまいましたが、レモンポップの連勝記録が続くかどうか、注目したいところですね。