【香港カップ2021予想】日本馬上位独占も狙える強力な布陣

過去10年で日本馬が4勝、内ここ2年は連勝と相性がよいのが今週JRAから馬券発売が行われる海外G1の香港カップです。

9番人気という日本では考えにくい低評価での出走となったエイシンヒカリと武豊騎手のコンビの逃げ切りの翌年はモーリスがムーア騎手騎乗で圧巻の勝利を演じ、おととしには香港の芝が抜群に合うウインブライトが勝利しており、昨年は牝馬のノームコアがバートン騎手を背に勝利と、勢いがある日本勢ですが、日本馬の連勝こそあるものの3連勝がないだけに、今年がある意味では試金石といえそうです。

登録メンバーを見渡すと地元の香港勢がやや小粒な印象で、イギリスから参戦でイギリスのG1のチャンピオンS・2着から挑むドバイオナー、日本でもおなじみのアイルランドのオブライエン厩舎から参戦のボリジョイバレエがライバルとなりそうですが、今年の日本馬は例年より強力なラインナップとなっています。

芝2200mになると相手関係問わず距離の壁こそあるものの、牡馬相手の芝2000mでの強さを今年の大阪杯で証明しているレイパパレにスミヨン騎手、ブリーダーズカップ・フィリー&メア・ターフを制し、海外G1・3勝目を狙うラヴズオンリーユーには主戦の川田騎手、さらに長期休み明けの参戦となった秋の天皇賞で5着に入ったヒシイグアスにモレイラ騎手と、上位独占も狙える布陣となっています。

日本馬のワンツーは2015年のエイシンヒカリ、ヌーヴォレコルト、昨年のノームコア、ウインブライトとこれまでありますが、上位人気の日本馬のワンツーはこれまでないだけに、今年の強力な布陣で上位3着まで独占が狙えるかどうか、馬券は堅くおさまってしまうかもしれませんが、必見のレースとなります。