18日（土）の中京競馬場のメインレースは第31回ファルコンステークスが開催。中京の芝1400mが舞台となる。3歳限定のJRA重賞で1400ｍ以下の距離で行われるレースはこのレースと牝馬限定の桜花賞トライアル、フィリーズレビューだけ。3歳馬にとってはこの春シーズンでは唯一出走できる1400m以下のJRA重賞だ。この路線にどのような馬が集まるのかも注目したい。

前走は圧巻の末脚を見せたナイトバナレット！重賞でも間違いなく通用

今回有力視している馬はナイトバナレットだ。前走のジュニアCでは道中はほぼ最後方から進め、最後は怒涛の追い込みを決めて優勝した。中山競馬場が一瞬静寂に包まれるほどの強烈な末脚で、まさかあの位置から届くとは！と驚いたファンも多いのではないだろうか。今度は直線がさらに長い中京コースとなる。今回も後方から行く事が予想されるが、前走のような走りが出来れば全く問題ない。

前走は展開が嵌ったとはいえ、絶望的な位置から繰り出された破壊力抜群の末脚は見ていたファンに大きなインパクトを与えた。重賞でも通用する脚であることは間違いないと思うので、今回のファルコンSでは間違いなく勝ち負けするだろう。重賞とは言え、今回集まったメンバーはナイトバナレットの前走ジュニアCのメンバー構成とそこまで変わらないようなレベルの馬ばかりだ。後は上手く、直線良いところに持ち出せるかが大きなポイントになってくる。安全運転の大外一気でも十分通用しそうだが、前が楽をするとその分届かない可能性もある。そのあたりは騎手の技量と判断にまかせるしかないだろう。

鞍上は想定では前走に引き続き中谷雄太騎手が騎乗する予定となっているが、ここを勝てば重賞初勝利となる。中谷ファンにとっては待ち焦がれた瞬間を目撃する最大のチャンスである。今年のファルコンSは、人馬ともに重賞初勝利がかかっている中谷ナイトバナレットのコンビに注目したいと思う。