カラテで東京新聞杯を制した美浦の若手騎手である菅原騎手は、年内最後のJRAのビッグレースとなるホープフルSで、2戦2勝と底を見せていないオニャンコポンに騎乗予定となっています。お手馬はまだまだ少ないものの、今年一気にG1・3勝を果たした横山武史騎手に続けるかどうか、先々が楽しみな騎手の1人です。

今週日曜中山9レースに組まれている有馬記念と同じコースに設定されている3歳以上2勝クラスの特別戦のグッドラックハンデに登録のあるウォルフズハウルへの騎乗は、条件戦とはいえ、菅原騎手にとっては期するものがある1戦といえそうです。

父ハーツクライ、母の父セルカークという血統背景で、生産牧場がダーレージャパン、オーナーがゴドルフィンということで、ゴドルフィンブルーといわれる勝負服に身を包むのは若手騎手としては奮起する材料の1つと言えそうです。14か月ぶりの復帰戦となった九十九里特別では馬群をさばけず6着敗退となって以来の同馬への騎乗となるだけに、叩き3戦目で良化が見込める今回は勝ち負けが狙いたいところ。

前走の三陸特別では4番手追走からハナ差の2着に食い込んでおり、それ以上の結果が求められる今回、再度の騎乗依頼となっただけに、求められる着順は悪くても2着以内といえそうで、フルゲート必至のレースとなりそうですが、注目したいところです。

中山コースは5戦して2着が最高という戦績だけに、福島コースでのハナ差2着を鵜呑みにするのは危険ともいえますが、父ハーツクライは有馬記念でディープインパクトを撃破していることもあり、中山芝2500mで再度見直してみたい1頭ですね。