19日（日）の中山競馬場メインレースは第66回スプリングSが開催。皐月賞トライアルの最終レースとなりますが、個人的にはトライアルの中で一番好メンバーが揃ったなという感じがしており非常に楽しみにしている一戦です。

おそらく一番人気になるであろうサトノアレスはこのレース最大の注目馬。デビュー戦と未勝利戦こそ落としたものの、3戦目の未勝利を勝ってからは怒涛の3連勝で朝日杯FSを勝ち、G1馬に一気に出世し一躍脚光を浴びました。もともと能力の高い馬で、実際は横綱クラスの力を持っている馬がなぜか前走は6番人気と過少評価されたかたちとなりました。

能力については問題なし。単純に距離が持つかどうかだけというところが問題でしょう。1800mはデビューした地の札幌と未勝利戦での中山で経験しておりますが、適性面で他の馬の逆転を許さないかどうかが注目点となります。

サトノアレスの対抗馬の最有力候補”エトルディーニュ”！

このサトノアレスの対抗馬として今一番注目しているのが昨年7月31日にデビューしてからここまで9戦しているエトルディーニュです。唯一の不安は休みなく使われている点で、月1回ペースというタフなローテーションで出走しております。それでも9戦して1度も掲示板を外した事はなく、堅実な走りを見せる頑張り屋です。

前走の共同通信杯では、スワーヴリチャードの2着。本賞金加算に成功しましたが、まだ1150万円では皐月賞当確とは言えません。ここは最低でも3着内に入着して優先出走権を獲得したいところです。理想は2着以内で、ダービー出走も確実なものにしたいですね。

さて、エトルディーニュとサトノアレスの2頭についての見解ですが、力量差は単純に比較すればサトノアレスの方が強いと思いますが、休み明けのサトノアレスに対してエトルディーニュは使われている強みがあります。先行して崩れない競馬ができるエトルディーニュなら良い勝負になるでしょう。今のところある程度良い結果を残しているにも関わらず人気はそこまでという感じの馬なので、狙って見るにはちょうど良いというのもあり、今回はエトルディーニュを本命サトノアレスの有力対抗馬としてオススメさせていただきました。