今週日曜中山10レースに組まれているのが、3歳以上3勝馬クラスの特別戦のフェアウェルステークスです。ダート1200mの舞台に登録23頭と、出走可能頭数が16頭だけに大人気といえるレースとなりました。
過去5年のデータをみると、勝ち馬は前走で掲示板を確保している馬が占めており、勢いも大事なレースとなっています。これまでは大物といえる勝ち馬を輩出してはいませんが、今回注目したのは外国産馬の5歳馬のピアシックです。
血統面をみると、父セントラルバンカーということで日本ではなじみのない血統だけにつかみどころがないイメージがありますが、栗東・森厩舎所属で武豊騎手が騎乗ということもあり、同じダート短距離で海外遠征も豊富なマテラスカイのイメージが強いかもしれません。
マテラスカイは軽快な逃げが持ち味ですが、ピアシックは対極ともいえる追い込み脚質で結果を残しており、休み明けで3戦目となる今回は上積み含め期待したいところです。
近走は主戦が流動的でしたが、どの騎手が乗っても大崩れが少ない馬でもとの主戦である武豊騎手へと手綱が戻ってきた形。ダートでは条件問わず掲示板は確保するという競馬ができており、展開次第となる追い込み馬にしては安定感のある馬といえるかもしれません。
先日の朝日杯FSを勝ったドウデュースと同じキーファーズと武豊騎手のタッグということもあり、上位人気が想定されますが逆らわずに狙ってみたいところですね。