昨年の新種牡馬・ジョーカプチーノ。長距離で輝いたマンハッタンカフェの血をひく異色の短距離馬でしたが、その産駒たちには隔世遺伝せず、父が得意とした短距離で優秀な産駒が出てきました。今週のファルコンSにはマイネルバールマン、ジョーストリクトリの2頭を有力馬として送り出しています。
注目はやはりジョーの冠でもあるジョーストリクトリ。カプチーノより発音しづらいだけに実況泣かせな馬かもしれません。今回注目したのはヤネです。アーリントンCで8番人気ながらもジリジリと脚を伸ばし掲示板に食いこんだ武豊騎手が再度騎乗します。2008年のダノンゴーゴーでこのレースは勝利していますが、当時とは舞台設定が異なっていることもあり、今回勝てれば改めてこのレース初制覇、といってもいいでしょう。
栗東・清水久詞厩舎の管理馬とのコンビ。これを見るだけでピンと来る人もいるかもしれませんね。今年は凱旋門賞へ、なんていう話も出ているキタサンブラックがいる厩舎なんですね。左回りもデビューから安定して走っている馬、かつ1戦1勝とはいえ負けなしの中京コース、さらにここ3年はアーリントンC組が3着以内に食い込んでいるというデータもあり、今回狙ってみたいと考えています。