春のG1シーズン開幕を知らせる高松宮記念がいよいよ26日(日)に中京競馬場で開催となります!クラシックのトライアルも開催され始め、クラシック路線を進む3歳勢が競馬を盛り上げておりますが、短距離路線の古馬勢はやや混戦模様といった感じです。というのも、昨年の最優秀短距離馬ミッキーアイルはまさかの電撃引退、昨年の覇者ビッグアーサーは脚部不安により回避。今年は大物の主役が不在という状況になっております。
ここは新たな主役誕生に期待したいところ!その最有力候補として注目しているのは前走のオーシャンSで重賞初勝利を飾ったメラグラーナです。重賞初挑戦となった3走前の京阪杯では1番人気に推されるも14着に大敗し、苦汁をなめる結果となりました。この大敗を機に調子が下降線をたどるのではないか?と少々心配しましたが、続くOP特別のラピスラズリSでは鮮やかな差し切りVで巻き返しました。
そして年明け初戦のフジオーシャンSで重賞タイトルのリベンジマッチ。前走のラピスラズリSに続き2戦連続で1番人気というプレッシャーがかかる中で、京阪杯での大敗がウソのような非常に落ち着いたレースぶりを披露。中団から難なく差し切るという危なげのない1番人気らしい競馬で快勝し、本番に期待を持たせる走りを見せてくれました。
良い流れで本番へ挑めるかたちとなったメラグラーナ。今回は条件的にも買える要素が満載です。過去に中京の1200mで1000万下を勝っておりますが、この時に走破時計1分7秒9という優秀な時計をマークしていることからも、本番での快走は十分見込めます。コース実績もありますし、休んで叩いてキチンと勝って挑めるこの馬はメンバーの中で臨戦過程も一番しっかりしております。
この馬のオーナーである吉田和美氏は2016年の高松記念をアルビアーノで3着と悔しい思いをしております。今年の高松宮記念はメラグラーナでリベンジを果たしたいところでしょう。リベンジマッチは得意な馬ですから、今年はG1タイトルをプレゼントしてくれるのではないでしょうか。