今週は実質4場開催といえる豪華な競馬ウィーク。中山、中京、阪神、そしてドバイ。特に高松宮記念当日の中山、阪神競馬場は裏開催に近い状態となり、有力な馬を出走させたい陣営としては騎手の確保が悩ましいところ。
そんな中、石坂厩舎のひそかな期待馬と目されるパーシーズベストが日曜阪神9レース・四国新聞杯に出走します。昨年の秋華賞トライアルではビッシュに圧倒されたものの、後方から脚を伸ばして4着まで追い上げました。そして結果的に出走がかなった本番の秋華賞ではルメール騎手を確保でき、まさかのシンガリ追走から直線だけで10頭ほどをかわし7着。おそるべき2勝馬といえます。
これまで5人のジョッキーが騎乗してきましたが今回はテン乗りで松若騎手が騎乗することになりました。石坂厩舎の牝馬代表といえばやはりジェンティルドンナ。後継者とまではまだまだいえない戦績ですが、同じディープインパクト産駒です。
競馬での代打騎乗は野球以上に一発が求められます。今回ホームランをかませば石坂調教師のみならず他の陣営にもアピールとなります。思えばドバイ遠征中のアポロケンタッキー飛躍のきっかけとなったのは松若騎手でのみやこS勝利からでしょう。
パーシーズベストは休み明けとはいえ、全2勝を挙げている阪神コースでの復帰初戦。相手関係も今回は軽いこともあり、勝ち負け必至ですので、裏開催の非メインレースですが、ぜひ注目しておいてください。