いよいよ2022年の中央競馬が開幕しました。関西では今年も中京競馬場マイルで行われる「京都金杯」が2022年最初の重賞として行われます。今年は正月休みも短く、まだ正月の雰囲気が残っているだけに例年以上に“金杯で乾杯”したい競馬ファンが多いことでしょう。
そんな京都金杯で注目しているのはロードカナロア産駒の6歳牡馬カイザーミノルです。カイザーミノルは昨年秋にオープン入りを果たした後、リステッドで1勝、G2で3着2回、秋の天皇賞にも出走して14着に終わりましたが、これまで高いレベルのレースでまずまずの結果を残してきました。
今回の出走馬16頭のメンバーを見てみると、前走で二桁着順となっている馬が10頭いるように、なかなか予想が難しいメンバー構成となっています。とは言え、トップクラスの馬が集結した秋の天皇賞での二桁着順は今回のメンバーなら中身が違うとも言えるでしょう。
また、2走前の毎日王冠を見てみてみると、今回の出走馬の中でダイワキャグニー、ヴェロックス、トーラスジェミニと合わせて4頭の馬が出走し4着から11着という結果となっています。ただ、その時の斤量が全馬56kgだったのに対し、今回はカイザーミノルが56kg、ダイワキャグニーとトーラスジェミニが57.5kg、ヴェロックスが57kgとなっており、カイザーミノルが一番軽いハンデとなっています。
実績面が劣っているので当然ですが、ついこの前の毎日王冠で同斤量でそれほど差のなかった4頭のうち、カイザーミノル以外は斤量が重たくなっていることを考えると、ハンデに恵まれたと言って良いでしょう。
さらに鞍上の横山典弘騎手は昨年、エリザベス女王杯で9番人気のクラヴェルを3着に持ってきて大穴馬券を演出するなど、息子たちに負けじと存在感を魅せてきました。昨年重賞は未勝利に終わってしまったので、息子たちにまだまだ負けない感を出すためにも、この京都金杯はカイザーミノルとのコンビで快勝しておきたいところ。
ということで今年の京都金杯は、横山典弘騎手とカイザーミノルのコンビが悲願の重賞制覇を果たしてくれることに期待して応援したいと思います。