昨年2021年は有馬記念を3歳馬エフフォーリアが制し、古馬中長距離G1路線の中心となるだろうと思わせた年でした。あけて2022年、新年一発目の重賞「中山金杯」は中長距離馬達にとって大事な緒戦となります。
そんな中で注目しているはロードカナロア産駒の7歳牡馬アールスターです。アールスターは、11走前の小倉記念を格上挑戦で制した重賞馬です。ただ、その後重賞とリステッド競争を10戦して最高着順が4着と一度も馬券圏内に絡んでいません。
そんな馬ですが、2走前から装着したブリンカーの効果も出てきた近走。緒戦だったアンドロメダSでは、着順が12着で効果はわかりにくかったですが、ラストの直線で前が詰まってのものでしたので参考外としてもいいかもしれません。2戦目の前走ディセンバーSは、前残りの競馬の中、勝馬と0.5秒差の7着まで追い込んできました。展開次第では馬券圏内にはあと少しというレース内容だったので、ブリンカーの効果がプラスになっていると思わせるのには十分だったでしょう。
前走の1800mから重賞制覇した2000mへの距離延長はプラスに働きそうですし、ブリンカー3走目での慣れも見込めるはずです。
鞍上の長岡騎手は、11年目で若手から中堅どころに差し掛かったあたり。年間10勝もできていない成績ですが、唯一の重賞勝ちを飾ったアールスターとのコンビで、今年は飛躍してもらいたいところです。
ということで2022年最初の重賞中山金杯は、ブリンカー3走目のアールスターが長岡騎手とのコンビで見事に2022年の一番星勝ちを挙げてくれることに期待して応援したいと思います。