波乱の多い京都大賞典。ラブリーデイの行方はどうなる?

宝塚記念での走りはフロックなのか、実力なのか。わからないまま夏休みに入ったのが今年の宝塚記念勝ち馬・ラブリーデイ。

母ポップコーンジャズも父キングカメハメハもどちらも金子オーナー所有馬の究極の金子配合といえるもこの馬。馬主冥利につきる血統です。最近では血統表でもなかなかお目にかかれない、母父ダンスインザダーク、さらに父という種牡馬入りしたら重宝しそうな血統です。ダンスインザダークの母ダンシングキイの血もこの馬が残してくれそうです。

そんなラブリーデイが選んだ復帰レースが京都大賞典です。このレース過去にはいろいろありました。古くはステイゴールドの降着失格。昨年は圧倒的1番人気ゴールドシップの大敗。何かが起こるのがこのレースともいえます。

今年はラブリーデイ以外のメンバーがやや小粒です。昨年のエリザベス女王杯勝ち馬ラキシスが参戦予定も札幌記念はあまり内容がよくありませんでした。京都巧者のカレンミロティックは蛯名騎手が遠征して乗りに来るので、打倒ラブリーデイの1番手ではないでしょうか。

ラブリーデイ騎乗予定の川田騎手も池江厩舎の主戦といえるくらいの騎乗数を経ています。ここでこけるようでは、それこそ「ゴールドシップの出遅れがあったから勝てたんだねやっぱり」なんていうツッコミを後々受けてしまいます。G1馬の貫禄といえるほどまだ実績は積んでいないにせよ、ここではさすがに連は確保してほしいところではあります。

今年は3連休最終日の月曜開催となる京都大賞典。秋のG1戦線を占う上でも、ラブリーデイ・ラキシスの着順にも注目しておきたいですね。