武豊騎手はなぜこんなにも有名で多く人に愛されているのだろうか?騎手としての実績はもちろんだが、騎手の実績以外の要素も高い。今回は武豊の騎手としてに実績ではなく、彼の交流関係について少し書いてみたいと思う。
武豊騎手は様々なトップアスリートと交流があり、特に競輪は武豊自身も大好きとあって交流のある競輪選手も多い。年末に行われる競輪のグランプリレースでは毎年ゲストとして登場するほど競輪業界とは関係が深く、年末の予定はいつも有馬記念→東京大賞典→競輪グランプリゲスト出演というローテがお決まりとなっている。武豊はJRA騎手の為、当たり前だが馬券を購入することは出来ない。競輪選手や競艇の選手などは車券や舟券が買えないので、騎手は車券・舟券をよく買い、競輪選手や競艇選手は馬券をよく買うという持ちつ持たれつの関係があるのは有名だが、武豊という超大物ジョッキーのサポートがあるのは競輪・競艇業界にとってはとても心強いだろう。
また、武豊は野球好きでも有名。阪神ファンでもあり、甲子園球場で阪神対巨人の伝統の一戦で始球式をディープインパクトの勝負服で行ったことは多くのファンの記憶にも残っているのではないだろうか。阪神タイガースの選手とも交流が深いが、多くの野球選手の中でもとくにニューヨークヤンキースのイチロー選手とはプライベートでも交流があり、年に一度はお酒を交わす仲のようだ。あるテレビ番組で武豊自身が「イチローにお酒を教えたのは僕です」ともコメントしたことがあるくらいだ。さすが一流アスリートには一流アスリートが似合う。類は友を呼ぶのだろう。
他にも、お笑い業界だと25年来の付き合いだとされる木梨憲武とも交流があり、イチローと武豊の飲み会に誘われることもあるようだ。スポーツ界はもちろんだが、それ以外でも芸能界や競馬以外の人脈、海外にも様々なコネクションがあり、交流関係がきわめて広い武豊。騎手としての活躍はもちろんだが、彼がここまで有名なのは騎手としての実績だけでなく、人を引きつける不思議な魅力があるからなのかもしれない。