4月2日(日)に中山競馬場で開催される伏竜ステークス。最終登録は11頭と少ないが、このレースは毎年フルゲート割れになるのが恒例。ここは空白地帯でどの馬にもチャンスがあるレース。よっぽど能力が低い馬でなければ十分勝機があり、後は鞍上との呼吸が合うか否か。
中山ダート1800mは直線が短く後方の馬も3ハロン標識の辺りで前を射程圏内に入れないと厳しい戦いを強いられる。先行馬がやや有利な印象だが、今回は差し馬のグッドヒューマーに注目したい。
脚質が差しなので多少の不安はあるが、前走の内容も良くここでは地力上位の存在として注目している。相手関係からいくと前走のヒヤシンスSよりは多少楽になったのではないだろうか。頭数も11頭と手ごろで、条件的にはそこまで悪くない。ここまで1番長い距離を使ったのは東京1600mのヒヤシンスで順位は6着。
一つ気になるのは1800mでスタミナが持つかどうか?前だが、走は東京のタフなマイル戦でも最後はぐいぐいと伸びてきたし、強敵相手に6着なら巻き返しもある。距離は伸びるが前走の伸びっぷりを見れば十分対応できそうだ。中山の1800mは息も入りやすく、スローペースになれば展開的に嵌る可能性はある。この頭数なら捲りあいがあってもおかしくないし、乱戦に惑わされず自分の競馬に持ち込めるかどうかがポイントとなるだろう。