地味に出世レースと言える今週の大阪杯の前座レース・御堂筋ステークス。過去5年で3着以内に入っている馬にはダコール、アドマイヤフライト、カレンミロティック、ヴォルシェーブ、そして今年の愛知杯を制したマキシマムドパリなど後にオープンで活躍する馬がそろっています。
とはいえ、マキシマムドパリは昨年のこのレースの1番人気での3着。敗れたことによって、ラブラバード、ヤマイチパートナーの組み合わせで馬連10万馬券の波乱となりました。今年も大波乱が?と期待したいところですが、出走頭数がわずか8頭にとどまり、いくら馬券が売れたとしても極端な波乱にも限界がありそうです。それでも消せる馬は消したい、点数少なめでゲットしたい!というあなたに過去5年のデータから見える危険な人気馬の見方をご紹介いたします。
今年で1番人気馬になりそうなのはサラトガスピリット、サンタフェチーフの2頭。サラトガスピリットは前走この条件で3着からの参戦となり実績上位、同レースの勝ち馬ミライヘノツバサはその後AJCC3着、日経賞2着と活躍を飛ばしています。そして、もう1頭のサンタフェチーフはここに来て500万、1000万条件連勝、にわかに覚醒した感のある上がり馬。
どちらも捨てがたい魅力はありそうですが、思い出していただきたいのが前述の昨年の大波乱。過去5年の同名レースの牝馬の連対率は0%というデータからも見られるように、人気の牝馬が飛ぶレースでもあります。
となると、頭数が少ないとはいえサンタフェチーフへの信頼度が一枚落ちるため、無条件で馬連からは消去でよい、と言いたい所ですが、今年から条件がかわりハンデ戦となりました。これがどう転ぶかは過去のデータからは見えませんが、歴史は繰り返すとも言います。
過去5年のデータを踏襲した上で安全策をとるなら、先行馬・5歳馬という安定した実績を残している条件を満たしたサラトガスピリットに軍配が上がるようです。