2022アメリカJCCのサインは“トンガの火山噴火”!推奨馬1頭とは?

暮れから続いた中山競馬も今週末でラスト。最終週を飾る重賞は古馬の中距離重賞「アメリカジョッキークラブカップ(AJCC)」です。同レースで好走した馬がその後G1戦線で好走するケースが多く、大舞台と密接なつながりがある注目の一戦となります。

さて、今回も例によってサイン理論で予想を展開していきたいと思います。今世間を騒がせているトピックをサインとするなら、「トンガ噴火」でしょう。先週の土曜、南太平洋のトンガ諸島で海底火山の大規模な噴火が発生しました。噴煙は半径260キロに広がり、噴火に伴い、トンガや世界各国で津波が観測されているという状況です。全ての人が無事であることを祈るばかりです。

「火山」がサインなら、該当するのは「アサマノイタズラ」。馬名は群馬県の郷土かるたである上毛かるたの一文「浅間のいたずら鬼の押し出し」から来ており、1783年に大噴火を起こした浅間山を詠んだ札です。当時の地元の人達はその噴火の様子を「突然鬼が暴れて、真っ赤な舌を出して襲ってきた」と表現したそうで、その言葉からも噴火の恐怖は想像を超えるものだったと考えられます。

馬自身は昨年秋初戦のセントライト記念を制して重賞初制覇を果たしており、春のスプリングSでも2着と中山コースで好走している点は好材料。菊花賞・9着、有馬記念・16着と近2戦はG1の壁に跳ね返される結果をなりましたが、メンバーが楽になるここは上位の存在となるでしょう。

かるたの札では馬名の後に「鬼の押し出し」と続きますが、文の通りそのスタミナと根性を活かして横綱競馬で押し出して快勝してくれることに期待したいと思います。今回もコジツケばかりでかなり無理やりな予想となってしまいましたが、色んな予想の楽しみ方があるという事でご容赦いただきたいと思います。