例年であれば「残念桜花賞」と言われることもある忘れな草賞ですが、今年に関しては一風変わった雰囲気のある様子。桜花賞に出たかったけど除外だから仕方なく、というよりも今年に関してはフランケル産駒と競わせるよりも中距離以上にチャンスを見出したいスタミナ系女子が集まった印象を受けます。
人気はハローユニコーン。3歳特別戦で暴れまわっている印象もある田辺騎手が前走に続けて騎乗します。テン乗りで乗りこなすには難しい馬に思えましたが、一発回答で勝利しました。他には距離延長が功を奏しそうなドロウアカードなどが印を集めています。
中でもわたしの本命はこの馬、イストワールファムです。父ローエングリンは今年の桜花賞にカラクレナイを送り込みますし勢いのある血統。さらに母系を見ると母の妹はハープスター、つまり曾祖母にベガのいる筋の通った血統背景。ソウルスターリングのルメール騎手に手綱を託します。
最大のライバルは上記の馬たちではあるのですが、それ以前の問題として忘れな草賞過去5年のデータでは関東馬は3着以内が全くなし。つまりわたしたちの週末の楽しみ・生きがいである「馬券」につながってないんですね。美浦・古賀厩舎所属のイストワールファムにとって逆風極まりないデータです。とはいえ所詮は過去のデータ。いつ歴史がくつがえるかはわかりません。それが今年であることを祈りつつ、1勝馬ながら強気に参戦の意気込みも買って応援したいところです。