【皐月賞2017予想】ファンディーナ、未知の魅力十分!

桜花賞は断然の1番人気に支持されたソウルスターリングがいつもの伸びを欠き3着に終わり、初黒星を喫した。漁夫の利でレーヌミノルが勝った格好になった。牝馬クラシックは毎年の事ながら難しい、そう感じさせるレース内容であった。これで3年連続断然の1番人気が連に絡む事が出来なかった事になるが、今年の桜花賞は馬場状態が一つの問題だったのは事実。

さて皐月賞。今週末の天気は現段階ではまだあてにできないが、予想する側としては是非ともパンパンの良馬場でやってほしいところだ。今年は紅一点ファンディーナが牝馬で1頭参戦する。ここまで3戦3勝でこれまでの衝撃的な走りからも当日は上位人気が予想される。前走のフラワーCでは、最後は完全に流しながらも後続に5馬身差という圧勝劇を演じた。使いだしが遅かった分桜花賞トライアルは使わずフラワーCへ向かい、そして牝馬での牡馬クラシックという異例のローテーションは、未知なる魅力がある。

マイルの桜花賞よりも中距離の皐月賞の方が競馬はしやすいのは間違いないと思うが、その分相手は一気に強くなる。皐月賞トライアルの弥生賞を制し現在重賞2連勝中のカデナや、昨年のホープフルSを制し3連勝で負け無しのレイデオロ、前走共同通信社杯で2馬身半差の快勝を果たしたスワーヴリチャードなど強者揃いだ。

ただ、今年は牝馬の方がレベルが高いとも騒がれており、もしファンディーナが勝てば実に69年ぶりの牝馬Vとなる。その影響もオッズに出そうで、ある程度上位人気になるのは確実な情勢。ここで勝ち負けを演じるようだと、次走はダービー?なんて夢も広がるだろう。いずれにせよ今年の皐月賞は未知の魅力たっぷりで紅一点のファンディーナが人気の中心となりそうだ。