これは相場の世界では最も有名な格言である。これに共通したことが今開催は言える。主場は中山と阪神。ローカル開催が福島。この三場開催であれば中山と阪神に注目する人が多い。しかし、本当に美味しい馬券がドンドンでるのは福島。注目度では中山・阪神には到底適わないが、配当面での恩恵は圧倒的に福島の方が大きい。
人の行く裏に道あり花の山。本当に収益のあるレースは福島開催なのだ。人気馬が飛びまくり、人気薄の馬が突っ込んで来る。サタデー・サンデーフィーバー状態が続く福島開催こそが本当の花の山なのだ。
本命馬券で勝負したいのなら、中山か阪神。穴馬券で勝負するなら福島。このスタイルは覚えておいたほうがいいだろう。福島開催で人気馬の馬券なんか買うものではない。どんどん人気馬を切ってしまっていい。それで人気馬同士で決まれば事故だと思えばいい。それくらいの割り切りが今の福島には必要だ。
先週の福島の開幕週をよくみたが、まさに、人の行く裏に道あり花の山状態だった。1番人気の着順が【3-7-1-13】は、勝率で言えば12.5%。三着内率も45.8%と信頼度が低い。土曜に限れば1番人気は0勝だった。反対に中山の1番人気を見れば【8-6-2-8】で、勝率33.3%・三着内率66.7%は1番人気の責務を果たしたといえるだろう。当然福島でも人気馬が絡むレースもあるが、基本スタンスは穴狙いでいいだろう。リスクに対するリターンでみれば、穴党にとってこれほど美味しいケースそうそうない。