【根岸S予想2022】“大逃げ”期待の穴馬、リアンヴェリテに期待

東京の日曜メインは、フェブラリーステークスへの最終関門G3根岸ステークスです。歴史のあるレースで、このレースが始まるといよいよG1のフェブラリーステークスが近づいてきたと感じます。

今年のメンバーを見ますと、昨年秋の武蔵野ステークスに出走した馬が7頭と再戦ムードもありつつ、地方馬のモジアナフレイバーの挑戦、芝ダートの重賞ウイナー、タイムフライヤーや交流重賞6賞のサクセスエナジーなどの実績馬や、前走オープン特別を勝って臨んできたヘリオスやオーロラテソーロなど様々な路線から多種彩々なメンバーが出走してきました。

そんなメンバーの中で注目しているのは、昨年の武蔵野ステークスに出走し12着だった8歳馬リアンヴェリテです。8歳馬で、今回の出走馬の中では最年長とベテラン中のベテランです。実績的にはオープンとリステッド競走は勝っていますが、G3は6戦出走し5回二桁着順と結果を出せていません。

脚質的には逃げ馬ですが、過去10年の武蔵野ステークスで逃げ馬で馬券圏内に入った馬は一頭もおらず、最高着順も4着と逃げ馬には厳しいレースとなっています。最年長馬で上り目も薄そうですが、今回この馬についてこれそうな追走馬もいなそうで、単騎の逃げ切りも期待したくなるメンバー構成です。

調教では関西所属ながら美浦で追い切りを消化。輸送競馬より滞在競馬の方が成績がいいということで、陣営は美浦での滞在での調教を決めたそうです。陣営のまだまだ諦めない姿勢は好感が持てます。

これまで8勝を挙げており、二桁着順は13回と逃げ切るか大負けかの極端な成績です。前走の武蔵野ステークスでは1600mで逃げたものの、ラスト1ハロン時点で4番手となるも、その後失速して結果は12着に大敗。この時、輸送のせいかマイナス12kgの馬体重で直近3年遡っても一番少ない馬体重でした。力が十分に出せない状態ながらも粘りは見せてくれました。今回は滞在競馬の上積み、有利に向きそうな展開、通用しそうなメンバーレベルということで、好走条件が揃っています。

ということで今年の根岸ステークスは、逃げ切りが期待できるラインヴェリテの激走に期待したいと思います。