ディープインパクト産駒が最速で1000勝目を達成。かつその1000勝目がディープインパクトを所有していた金子真人ホールディングス所有のラベンダーヴァレイということで、印象にも残る記録となりました。

今週はスプリンターズSから中一週でいよいよG1レースの連戦がはじまります。その第一弾、秋華賞でもまたディープインパクト祭りが続きそうなラインナップになっています。

まず大注目のオークス馬ミッキークイーンは前哨戦ローズSで予想よりも後ろからの競馬になりましたが結果2着とまずまずのスタートで、京都ならばまた違った乗り方もあるのではないかと期待させられます。浜中騎手も手に入れているでしょうし、叩いた上積みが一番見込める馬ではないでしょうか。

不気味なのが春のクラシックには未参戦だったローズS優勝馬タッチングスピーチと同3着のトーセンビクトリーの2頭、こちらも共に父ディープインパクトで、どちらも母系が優秀なうえに、春のクラシックに出走していても印がついていたはずの馬。特にタッチングスピーチは500万下を勝つまではかなりてこずりましたが、ローズSにていきなりの開花といえる結果を出しての参戦。継続してルメール騎手が乗るのも頼もしいです。

そしてやはり気になるのは父母ともに騎乗していた武豊騎手騎乗のトーセンビクトリー。母トゥザヴィクトリーとはドバイまで一緒に行った仲です。以前武豊TVでも「素質はあるが相当ノリ難しい馬」と語っていた1頭ですが、それだけに思い入れもあるのではないでしょうか。

もちろん桜花賞場のレッツゴードンキもオークスでは10着と後塵を拝する結果となりましたが、オークスから2ハロン短縮、桜花賞との中間距離にあたる秋華賞ではガラリ一変の可能性もあり、混戦模様ではありますが、やはりローズSワンツーフィニッシュを決めているディープインパクト産駒には注目せざるをえない一戦になりそうです。