藤田菜七子騎手の兄弟子といえば、丸山元気騎手が浮かびます。ダンツプリウスなど関西圏の重賞での騎乗依頼もあり、やはり腕は確かな騎手です。そして、根本厩舎には所属騎手が3人ということで、もう一人兄弟子がいます。丸山騎手と藤田騎手の間に、だんご3兄弟で言うところの次男、野中悠太郎騎手がいます。当然毎回というわけは行きませんが、単勝万馬券の馬を2着に連れてきたりなど、穴騎手としてわたしは個人的に評価しています。乗り馬の質が上がればきっとリーディング上位も狙える騎手と期待もしています。
そんな野中騎手に特別レース勝利の期待が高まってきたのが今週土曜日準メインに設定されている東京10Rの府中ステークス。秋の天皇賞と同じく芝2000mで行われる準オープンです。騎乗馬は3歳時から素質を感じさせる競馬をしてきたネイチャーレット。
ネイチャーレットが府中ステークスを勝ちそうな2つの材料
ジョッキーへの個人的な感情抜きで、ネイチャーレットがここ府中ステークスで活躍しそうだと思った根拠が、まずは叩き3戦となるローテーション。昨年秋に勝利したときの馬体重が456キロでしたが、ここ2戦はそれを上回る馬体重。成長分を考えてもこの馬に関しては450キロ台がベストに思えます。前走は大幅に馬体重を増やしてしまい、重め残りでの競馬となり大敗も納得です。今回も増えているようでは厳しいですが、マイナス体重で、できれば460キロ以下くらいまでに絞ってくれば自信の本命が打てる馬。そしてコース適性です。東京コースでは過去に2戦しかしていませんが、1着と3着を1度ずつ。馬券検討からは外せない戦績となっています。更に、中3週のレース間隔も実績のあるローテーション。
ここで勝てれば晴れてオープン馬。セントライト記念4着で惜しくも菊花賞出走を逃した鬱憤をここで晴らしてもらいたいものです。