【フローラS2017予想】”穴馬”は前走不完全燃焼のキャナルストリート!

オークスのトライアル、フローラSが23日(日)に東京競馬場で開催される。過去10年、フローラSで権利を取った馬でオークスを制した馬ではサンテミリオンがおり、ベッラレイアや昨年のチェッキーノなどが2着、デニムアンドルビー、アイスフォーリス、アグネスワルツが3着といったように、オークスでの好走馬を多く輩出しているトライアル組だ。オークスを占う上で注目しておきたいレースである。

今年はクイーンC3着のフローレスマジック、寒竹賞を優勝したホウオウパフューム、エルフィンS2着のアドマイヤローザ、阪神JF4着のディーパワンサあたりが上位人気勢といった感じだろうか。

ただ、今回注目しているのは伏兵馬キャナルストリート。父マンハッタンカフェ、母フィラストリートという血統で、母フィラストリートの仔はこれまで13頭デビューし、うち7頭が3勝以上となかなか悪くない血統である。古い競馬ファンなら覚えている方もいるかもしれないが、かつてオークスで4着に好走したブロードストリートなんかもフィラストリートの仔である。

さて、キャナルストリートの実績はというと、これまで3戦して勝ったのは新馬戦のみと正直心もとない。ただ、2走目のオープンはソウルスターリングやペルシアンナイトが1,2着に入着している今となっては強敵揃いのレースで、ここで4着に健闘したのだからこの馬もやれないことはない。前走500万下の条件戦では9着とさらに順位を落としているが、約4ヶ月の休み明けで直線ラストも他馬に進路を取られて詰まり気味だったことを考えると、度外視してもよい。

前走が不完全燃焼だったせいもあってか調教でも走っているし、2戦目の上積みも期待できる。慣れた東京コースで開幕週、枠も内目の2枠3番と好枠なら高いパフォーマンスも期待できそうである。前走の大敗からも人気を落としそうだし、妙味もたっぷりある。ここは狙ってみる価値は十分ある。