今週日曜中山メインレースに組まれているのが、ドバイ遠征のステップレースとしても使われてきている中山記念です。

今年はG1馬の出走がホープフルS勝ち馬のダノンザキッドのみとやや小粒なメンバー構成となりましたが、中でも注目なのが2月で定年での引退が決まっている美浦・藤沢調教師が管理する3頭の出走です。

牝馬の6歳馬コントラチェックは、近走二桁着順含め安定感はないものの、人気薄となった昨年のオーシャンS勝利、また京成杯AHともに10番人気以下でのものということもあり、3歳時に人気を背負った1頭ですが、古馬になって中山芝コースでは人気薄のときには警戒しておきたい1頭となっています。

続くもう1頭は同じく3歳時にクラシック路線で期待されていた7歳馬のゴーフォザサミットです。昨年の中山記念でも6番人気4着と人気以上の走りを見せており、その後はさまざまな距離を試してはいるものの、前走のメイS・5着も考慮すると芝1800mの舞台が一番適しているのではないかと思われます。

ライバル馬を見渡すと東京新聞杯3着から挑むカラテが有力といえそうです。東京コースから中山コースへの転戦にはなりますが、中山芝コースでも【3-0-0-4】と、勝つか負けるかはっきりした戦績にはなるものの勝率は悪くないだけに、上位人気想定にはなりますが、馬券検討には欠かせない1頭となりそうです。

また、前走白富士S・2着からの参戦となるアドマイヤハダルも人気の一角となりそうですが、こちらは中山の芝コースが2戦2敗、かつ中3週のローテも1戦1敗と結果が残せていないこともあり、横山武史騎手が引き続き騎乗することも考えると、危険な人気馬といえるかもしれません。