今週7日(日)の新潟メインは第39回新潟大賞典が開催。新潟外回り2000mで争われるハンデ重賞で、新潟では今年第一回目となる重賞レースだ。
さて、今年の新潟大賞典の最大の注目馬は末脚自慢のメートルダールだ。重賞は4戦して[0-0-2-2]となかなか獲れないでいるが、高い適性が期待される直線の長い新潟で重賞初制覇を狙う。通算4勝のうち3勝は東京で、脚質的にも長い直線があるコースは好走が期待できる。
新潟の外回りの直線は659mあり、東京よりも100m以上長い。ペースによるところも大きいが、得意の左回りのうえ、フラットなコースならより走りやすいのではないだろうか。ギリギリまで脚をためて、直線で一気に爆発させる作戦が嵌る可能性が高いコース。
若駒の頃から重賞制覇の期待がかかっていた素質馬でもあるし、クラブ馬だけに出資者の期待も大きい。そろそろこの辺りで重賞タイトルの一つは欲しいところだろう。このメンバー相手なら決め手は間違いなくナンバー1で、その決め手が額面通りならここはあっさり勝っても不思議ではない。
過去10年で1番人気が10連敗というデータもあるレースという一面もあり、今年は他にも恋路ケ浜特別、関門橋Sと連勝してオープンに昇格した好調のジュンヴァルカンや、昨年の2着馬フルーキー、3着馬のシャイニープリンス、小倉大賞典3着のクラリティスカイなど上位争いをしそうな好メンバーも揃っており、決して楽なレースではない。ただ、先週は過去10年1番人気が1頭も勝てていなかった天皇賞春をキタサンブラックが制し見事にデータを打ち破った。今週はメートルダールがジンクスを破り、重賞街道に突き進む事が出来るだろうか?興味は尽きない。